イベント情報

没後60年 北大路魯山人 古典復興ー現代陶芸をひらくー@千葉市美術館<7/2(火)~8/25(日)>

京都に生まれた北大路魯山人(1883-1959)は、はじめ書や篆刻の分野で活動していました。
1915(大正4)年に初めて作陶を体験し、30代終わりの22年、生来の食に対する関心から「料理の着物」としてのやきものの制作に向かいます。それは単なる食器づくりではありませんでした。彼は中世以来日本文化の核となっていた茶道を基軸とするわが国の伝統に触れ、一挙に陶芸の古典復興を代表する存在となりました。その活動はまさに「『美』を食す人」と形容できるものです。かつて中国大陸や朝鮮半島からもたらされ日本人によって守り伝えられたやきもの、日本で生み出された素朴なやきものからあざやかな色絵まで、長い年月をかけてこの国に積み重ねられたやきもののさまざまな美をすくい上げた魯山人の制作はともすれば生前から好悪さまざまな評価にさらされましたが、絶えず同時代の陶芸家たちを触発しました。彼が生涯にわたって世に送り出したやきものは膨大な点数にのぼります。

本展覧会では北大路魯山人ゆかりの名料亭として知られる八勝館が所蔵する作品と世田谷美術館の塩田コレクションを中心に、川喜田半泥子(1878-1963)、石黒宗麿(1893-1968)、荒川豊蔵(1894-1985)から八木一夫(1918-1979)にいたる同時代の陶芸家たちの作品に加え、彼らが学んだ中国大陸、朝鮮半島そして日本の古陶磁もあわせて展示し、昭和陶芸の豊穣な成果とその源流から未来を見つめます。              

※会期中一部展示替えを行います

■講演会「私と古陶磁」事前申込制
【講師】十四代今泉今右衛門(陶芸作家、重要無形文化財「色絵磁器」保持者)
7月21日(日)14:00~(13:30開場予定) /11階講堂にて
定員150名/聴講無料
申込締切:7月10日(水)必着

■講演会「近代のアウトサイダーたち−川喜田半泥子、北大路魯山人、青山二郎」
【講師】森孝一(美術評論家)
8月3日(土)14:00~(13:30 開場予定) /11階講堂にて
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)/聴請無料

■ワークショップ 「魯山人にならう~金継ぎでアクセサリーづくり~」事前申込制
【講師】柳澤綾佳(グラフィックデザイナー)
8月4日(日)13:30より / 11 階講堂にて
定員20名(対象:中学生以上)/参加費1,000円(材料代込み)
申込締切:7月24日(水)必着

※講演会、ワークショップにつきましては下記URLよりお申込みください。

開催日 2019年7月2日(火)~8月25日(日)10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場受付は閉館30分前まで。8月5日休館 
開催場所 千葉市美術館
住所 千葉市中央区中央3‐10‐8
交通 ・JR「千葉駅」東口より徒歩約15分
・JR「千葉駅」東口よりバス、7番のりば「大学病院・南矢作」行きで、「中央三丁目」下車、徒歩3分
・JR「千葉駅」東口よりバス、16番のりば「C-bus」で「千葉市美術館前」下車
・千葉都市モノレール「葭川公園駅」より徒歩約5分
・京成電鉄「千葉中央駅」より徒歩約10分
料金 一般1,200円(960円)、大学生700円(560円)、小・中学生、高校生無料、および障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料、( )内は前売り、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金
主催者 千葉市美術館、日本経済新聞社
お問合せ TEL:043‐221-2311
申込方法 ※前売券はローソンチケット(Lコード:33202)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて7月1日まで販売(7月2日以降は当日券販売)
URL http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2019/0702_1/0702_1.html
備考 ※北大路魯山人《萌葱金襴手鳳凰文煎茶碗》 1939(昭和14)年 中野邸記念館

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