千葉氏公開市民講座「千葉氏と浄土信仰」
昨年は大河ドラマで千葉氏が活躍した源平争乱期から武家政権成立期にかけての時代が取り上げられ、中世への関心が高まっています。
千葉氏といえば、北極星・北斗七星を神格化し仏教と習合した妙見を、氏神・軍神として信仰したことが広く知られていますが、平安期から阿弥陀如来による救いと極楽往生を願う浄土信仰が広まると、合戦に明け暮れ、死と直面することの多い武士もこれを受容しました。千葉氏も例外ではなく、常胤の子で東氏の祖となった胤頼は、浄土宗の開祖法然に帰依し、その高弟として専修念仏を信仰しました。戦国期には、小弓城(千葉市中央区生実町)を拠点とした千葉一族の原氏は大巌寺を創建し、同寺は江戸時代には浄土宗の檀林となり、多くの僧侶を育成しました。
また、南北朝期の千葉氏胤は時宗を受容し、千葉に来迎寺(現在は稲毛区轟町)を建立しました。これ以来、千葉宗家は時宗を信仰し、時宗寺院を菩提寺としたため、来迎寺、海隣寺(佐倉市海隣寺町)には、千葉氏歴代の石塔が多数残っています。
こうした千葉氏の動きによって、下総各地に浄土信仰が広まり、これに伴って仏教文化も繁栄しました。
そこで、今年度の千葉氏公開市民講座では、千葉氏と浄土信仰との関係をとおして、仏教史・文化史の視点から千葉氏を考察し、千葉氏の位置付けや果たした役割について明らかにすることで、千葉氏への興味・関心の深化を図ります。
講師:植野英夫氏(千葉県教育振興財団理事長、前千葉県立中央博物館長)
講演概要:
『浄土信仰とは』 『千葉氏と浄土宗』 『千葉氏と時宗』 『浄土信仰を受容した千葉氏』
前千葉県立中央博物館長である植野氏に、近年の研究動向を踏まえ、千葉氏と浄土信仰とのかかわりについて、仏教史・文化史の視点からアプローチしていただきます。これにより、千葉氏や千葉氏が生きた時代について理解を深め、宗教・文化面から新たな千葉氏像を示すことができると考えます。
開催日 | 2023年6月10日(土曜) 13:30~16:00 |
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開催場所 | 蘇我コミュニティーセンター ハーモニーホール |
住所 | 〒260-0844 千葉県千葉市中央区千葉寺町1208番地2 ハーモニープラザ内(A棟2階・3階、C棟2階) |
交通 | 【電車でお越しの方】 京成電鉄千原線「千葉寺駅」下車、徒歩6分 千葉寺駅下車後、青葉の森公園方面に直進(約300m) 交差点「ハーモニープラザ」を渡った左側がハーモニープラザです。 【お車でお越しの方】 カーナビでの目的地設定は「千葉市ハーモニープラザ」「電話番号:043-420-8001」 で検索してください。(住所検索では異なることがあります。) 千葉市ハーモニープラザ全体で共有しており、駐車スペースは限られていますので、 ご来館の際はなるべく公共交通機関のご利用をお願いします。 【バスでお越しの方】 JR千葉駅東口2番バス停から 千葉中央バス(県庁・星久喜台経由)「千葉リハビリセンター行」「誉田駅行」「鎌取駅行」「大宮団地行」等、(県庁・青葉病院経由)「中央博物館行」に乗車し、「ハーモニープラザ」下車(所要時間約15分) JR蘇我駅東口2番バス停から 「大学病院行」に乗車し、「ハーモニープラザ」下車(所要時間約8分) |
料金 | 無料 |
定員 | 200名(応募多数の場合は抽選) |
主催者 | 千葉市立郷土博物館 |
お問合せ | 千葉市郷土博物館 TEL:043(222)8231 |
申込方法 | 令和5年5月1日(月曜日)~令和5年5月19日(金曜日) 1 電子申請 必要事項をご記入の上、令和5年5月1日(月曜日)から5月19日(金曜日)までの間にお申し込みください。 電子申請の申込(5月1日以降開始)(外部サイトへリンク) https://s-kantan.jp/city-chiba-u/offer/offerDetail_initDisplay.action?tempSeq=19377&accessFrom= 2 往復はがき 往復はがきに以下の内容(必須)をご記入の上、令和5年5月19日(金曜日)当館「必着」でご郵送ください。(1人1通) 往信用はがき 講座名 住所 氏名(フリガナ) 電話番号 年齢 返信用はがき 返信用の宛先 ※毎年、記載漏れが多くみられます。不備の場合には選外になることもありますので、投函前に記入内容のご確認をお願いいたします。 |
URL | https://www.city.chiba.jp/chiba-shi/kanren/koza/koza18.html |